パチンコ店体験談

ハートウォーミング編

あるパチンコ屋に出かけた時の事です。

大当たり中に私は不覚にも1玉床にこぼしてしまったのです。隣が空席だったためこぼれ落ちた玉は2つ隣でご遊戯のおばあさんの足元まで転がっていきました。

しかしその玉はおばあさんの足元に留まらず、私の足元まで戻ってきたのです。

「大当たり中なので終わったら拾おう」そう考えていたまさにその時でした。おばあさんはなんと自分が遊戯中であるのにも関わらず2つ隣の私に寄ってきたのです。

そして玉を拾い上げ私に差し出そうとするではありませんか。「なんという賢母であろう、こんなに親切な人を私は今まで見たことが無い(パチンコ屋で)」私は「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べる準備で心の中が一杯でした。

玉が拾いあげられ、おばあさんは私の台の上皿に玉をそっと投げ入れてくれ…ない!!ない!!

なんとこのばばあおばあさんは私の足元の玉を拾い上げるや、脱兎のごとく自分の台に戻るではありませんか。

まさに羅生門の鬼母(適当)!!元来パチンコ屋とは玉を奪い合う殺伐とした場。私はこの荒んだ地に仏を見たと思ったが現実は非情、無情だったのです。

注)このお話は近日、まんが日本昔ばなしに登場する…ようなことはありません

一触即発編

カド台を打っていて、トイレへ行くために席を離れ戻ってくると空いていた隣台に人が座っていた。

再び遊戯を続けていると、何やら声が聞こえる。ふと視線を隣にやると隣人のじじいが台に向かって何やら言っているではないか。しかし店内のBGMの大音量にかき消され何を言っているか聞こえない。怒気を含んでいるような感じだった。

気にせず自分の台を見つめ遊戯を続けるが、怒声はなおも続いていた。

ふと気付いた。このじじい、顔をこちらに向けてなにやら言っているようだ。視線は移さなかったが、相手の視線は感じる。

そのうちこちらを向いてタバコを吸うなどのあきらかな挑発行為をするようになり両国の緊張が高まる。

冷静に考えても敵視される覚えがなく、何故このような事態に陥ったのかわからなかった。自分が顔を向ければ間違いなく紛争になる。その予感はあったため相手を見るのを躊躇った。

というのも先日この店でトラブルが起きて、目立ってしまったため、これ以上ここで目立てないからだ。

しばらく後、じじいは去っていったがあれは一体なんだったのだろう。目が合ったわけでもない(ヤンキーか)、自分の足が相手の領域を侵していたわけでもない。

考えられるとすれば自分が打つ前に台を打っていて出されたのがムカついたくらいだろうか。

ともかく危機は回避したのである。

出入り禁止編
@
3年前の事です。この頃はまだ確変終了時のみ時短のハーフスペックが主流でした。その中でもニューギンから出たトロピカルパラダイスSAは大当たり確率1/279程で甘めな機種でした。

この機種、盤面を見た時ゴム打ちができるなとは思っていたが、なぜか右からの方が乗り上げるので右からの方が通常よりも良く回ったのであります。

投資 回転 一回戦
4500 139 3連
100+386
102
91
177 3連
100+974 持ち玉消滅
7000 204 2連
100+75 2連
100+184 3連
100+75
473
25 2連
100+64 ヤメ、11072個

通常時回転数2969 単発:確変=11:9 回転率=1800計算で26.7

A

投資 回転数 二回戦
16500 481
15500 669 4連
100+96
346 2連
100+491
145 4連
(79)
600
32 6連
100+5 ヤメ、22953個

通常時回転数2865 単発:確変=9:12 回転率=1800計算で31.3

最初の単発でどれくらい回ったかは忘れたが+15500円で669回転と30くらいで回った。
カドから3番目の台が右打ちすると1番良く回った。

この時はこの台撤去になるまで打ちつくすなどと野望を抱いていたものだった。

B

投資 回転数 三回戦
1000 12 爆笑モアイ
50+8 ヤメ
台移動
52 トロピカル
203 6連
100+143 2連
100+329 6連
100+21 3連
100+54 4連
(37)
135 2連
100+192 2連
100+156 3連
100+181 2連
(94) 2連
100+6 ヤメ、47785個

通常時回転数1492 単発:確変=12:23 回転率1770計算で26

トロピカルが締めだったのでイベントで釘が開いていたモアイをまず最初に打つことに。が、騙しに引っかかったようで回らないのでトロピカルへ。あれよ、あれよで玉が増え続け、勢いすでに破竹。この頃からすでに兆候はあったのかもしれないが、当時はまだまだ未熟だったため、ただ驕るだけであった。

C

投資 回転数 四回戦
4000 111 4連
100+125
154 2連
100+10
39 2連
100+282 ヤメ、9664個

Bの三日後に行ったが自分専用台だけ他よりも締めがきつくなっていた。
他台を打つも回らないのでこの日は勝ち逃げ。

投資 回転数 五回戦
11500 293
208 持ち玉消滅
18000 517 2連
100+96 3連
100+349 2連
(8)
22
157
1313 2連
100+519 5連
100+5 ヤメ、10787個

Cの三日後に行ったがどの台も変化なし。この前客がついていた台を打つといけそうな感じ。1000回ハマリで死にかけ、さらに500ハマリで死にかけと連勝記録が途絶えそうになった。しかし瀬戸際で踏ん張り継続。

通常時回転数3479 単発:確変9:9 回転率1800計算で29.8

D

投資 回転 六回戦
4000 77 4連
(47)
64
454 3連
(43) 6連
(33)
133
243 2連
100+133 2連
100+136
280 2連
100+290 ヤメ、24924l個

通常時回転数1810 単発:確変11:13 回転率1780計算で24

前回から4日後に来店、この頃は週2ペースでしかパチンコを打てなかったので登板間隔が空くのだが、釘が動いた気配は全くなし。なのでレベルの低い台を打つことになったが、展開が良くこの日も勝利。

投資 回転数 七回戦
37500 964 3連
(24) 3連
100+1
390
7
88 7連
100+150
361 2連
100+245
143 4連
(97)
125
363 ヤメ、28871個

通常時回転数2837 単発:確変12:14 回転率1780個計算で27

前回の2日後、初めて立ち上がり苦しんだが、なんだかんだで結局勝ってしまう。七度も勝てば南蛮王といえども、油断をしてしまう。まさに今、物語は終焉に向かおうとしていたのだった。

E

投資 回転数 八回戦
9500 418
24 10連
100+3
92 2連
(48)
80
268
65
1
32 2連
(79)
57
4 2連
100+433 5連
100+49 3連
100+46
533
160 2連
100+261 2連
100+175 ヤメ、45456個

通常時回転数2701 単発:確変19:20 回転率1780計算で25.6

最初の9500円で418回転の所は玉を共有していたので、純粋に9500円でそこまで回したわけではない。ちなみに前回から4日後の話。

開幕8連勝でそのうち2回が10万越えの勝利。毎日通ったわけではないが、行けばほとんど終日稼動だったし店の目に止まっていたのは間違いない。

この日、玉を流すために店員を呼んだらコース担当ではなくわざわざ主任が来たのも今思えば…。そう、マークされていた証だったのかもしれない。

物語は感動のクライマックスへ!!

F

投資 回転率 九回戦
4500 75 ヤメ、トロピカル
500 10 ヤメ、笑点
500 3
50+16 ヤメ、サンダーゾーン
移動
158 持ち玉消滅、宮本武蔵
4500 100 ヤメ
2500 46 トロピカルSA
185 持ち玉消滅
6500 133 ヤメ
6000 138 ヤメ、爆笑モアイ
18000 511 2連、トロピカル
(82)
187
200 3連
(82)
28 3連
(49)
603 ヤメ、12553個

釘が絶滅状態で色々手を出してしまう。
結局終の住処はトロピカルなんだが初の負け。
連勝は8でストップ。

G

自分のせいなのか、もはや終局的な釘になっていて右に打てばいいってものでもなくなった。どうしてゴム打ちで回るのかよくわからなかったが、右の方が乗り上げが良いのは間違いなく、結果それが回転率に影響を与えているのだと考えていた。

しかし店はヘソさえ締めればという手抜き締めのため、店の思うような締めの数字にならず、苦慮していたのだろう。
加えて二度の10万勝ち、来ればほぼ勝ちを収め、数万かっぱらって行く自分に対し目障りだと思っていたはず。

この日とうとう店の反撃が始まった。当初から実は島担当の店員やらが通った時は通常打ちに戻したりしていたのだが、ゴムをやっているのはいつからかは知らないがこの頃には店も把握していたのだろう。

単発ばかりだが当たりが早く数箱を積み重ね始めた頃、店のサイトの掲示板では主任だが、テレビに出た時は副主任だかの肩書きに降格していた氏が疾風の如く現れ右打ちを止めろとアラートしたのだった。

幸い出玉没収とはならなかったが穏便に済ませようとその時点で玉を流して帰る事にした。店の警告閾値を越えたが故の出来事だったに違いない。

投資 回転
12500 340
120
34
456
34
134 2連
(85)
110
46 ヤメ、7414個

…一ヵ月後、ほとぼりが冷めたなどと勝手な判断で出撃した私はまたもトロピカルに手を出した。というのも他機種がどうしようもない状況だったのでどうしようもなかったのだ。

負債を抱えた後この日、意を決して打ち出すと全く回らなく22程度だった。しかし矢継ぎ早に当るので、しばらく打っていたら、こちらの完全な死角から覗いていた副主任が、駆けつけ、「この前も言っただろ」と一喝、ぐだぐだ言った後、締めの台詞に「回るのはわかるけどさあ」ときたもんだ。過去のデータを見ればわかると思うが、回ったと言えるほどの出来だったのは2,3回のみである。後は自分的には妥協レベルだったのだが。まあ店に嫌われたら仕方ない。引くしかないのである。こうしてトロピカル攻略は短期戦で終わった。他店にもこの機種はあったが、どうにもならない調整で打てなかった。

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