雑文

11回目
しかしパチンコという業界がどんどん駄目になっていくのがわかる。

希望(夢)がないのが原因なのは間違いないのではないだろうか。みんな入店前は夢を見る。当然大勝する夢だ。しかし現実は非情無情、回らないせいで投資のスピードが加速する。勢いよく失われる金という現実は、夢と現実の境目をくっきりと分ける。人は現実に戻る。

まず朝の並びが無くなった。数年前までは大抵の店は開店待ちの行列が見られたものだが今はそれがなくなった。大体並ぶ動機がない。どうして朝早く並んで1000円で10回まわるかどうかの台を打たなければならないのか。この絶望の前には新台というブランドも雲散霧消してしまう。

信じられないような事だが冷房(電気代)をケチるような店が存在する。確かにパチンコ屋は電気を喰うだろう。しかしそれは当然の事。だってパチンコ屋は電気を喰う前提で存在しているのだから。これに抗って電気代をケチるというのはもはや自己否定そのもの。馬鹿というより驕っているだけだからたちが悪い。

暑い寒いを我慢して、回らないのも我慢して、店員が呼び出しても来ない事にも我慢して。要は客が馬鹿だから成り立っているのである。

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